南天の木がヒョロヒョロで、下の方の葉が枯れてしまう原因が分からず悩んでいました。
この南天の木を植えたのは20年以上前です。
その時には小さな苗だったのですが、その後は順調に成長しました。
ただ、大きく成長するにつれ、上の方ばかり葉が茂り、下の方はスカスカ…
南天の木を植える場所
植物的には日当たりの良い場所や、半日陰程度の場所に植えた方が良いですが、我が家では縁起木として、北東(鬼門)の角に植えています。
南天の木は難を転ずる
と言われていますから。
北東にはシロナンテン。
南西にはアカナンテン。が吉とされています。
ただ、うちの場合、北東の角はほとんど日が当たりません。
一日のうち日が当たるのは30分か、よくても1時間未満です。
それでも南天の木は陰に耐えるというのを聞き、ずっとその場所に植え続けました。
下の方に葉が無い
そして水やりも雨で十分だろう…という事で、ろくに管理もせず放置する事20年…(長過ぎ!)
気付いたらこんな事になっていました。

上の方にだけ葉が茂り、下はスカスカなのです。
近所の家に植えられている南天の木を見ると、どこの家も根本付近からモリモリと葉が茂っています。聞くと、頻繁に剪定しないと邪魔になる程だとか。
原因予想:水不足
最初は日当たりの悪さが原因だろうと思っていたのですが、我が家と同じように日陰に植えている他の家の南天の木を見ると、うちとは違いワサワサと葉だらけです。
そこで、水不足が原因なのでは?と思いました。
というのも、この写真を撮る少し前まで、下の方には細い枝が残っていたのですが、その枝を軽く触るだけでパラパラと落ちてしまいました。
いかにも水分が無く乾燥した枝という感じ。
私は水やりを雨に任せて、全く手入れをしなかったのが原因だわ!
そう思い、この日から土が乾いていればすぐ水やりをするようにしました。
原因予想:土壌の悪さ
そこから1~2年(←相変わらず長い)、時々水やりをしながら、いつか下の方に葉が茂る事を願いつつ観察していましたが、結果は全く変わらず。
それどころか、さらに上に伸びた事で、ますますヒョロッとした不格好な木になってしまいました。
そこで、今度は土壌を改善してみる事にしました。
多分、水切れが原因なのは間違いないと思うのですが、土壌が悪い為に上手く土の中に水分が保たれず、それで木全体に水分や養分が行き渡らないのではないかと思ったのです。
というのも、私が南天の木を植えている場所は、元々砂利を敷いている場所でした。
植える時にはその砂利を取り去り、軽く土を掘り腐葉土を適当に入れただけ。今から思うと、もっと深く掘り、新しい土ももっと多く入れるべきだったと思います。
土壌改良してみる
そこで、木の周辺を可能な範囲で掘り直しました。
と言ってもかなり固くて、大きな石などもゴロゴロあり、結果的には30cm程の深さになっただけです。(写真がなくてスミマセン!)
そして、赤玉土、腐葉土を追加して混ぜると、以前とは格段に違い、フカフカになりました。
剪定する(5月5日)
そして下の方から茂らせたいので、思い切って剪定してみる事にしました。
4本出ていた幹のうち、2本をお試しで。

がっつり低い位置でカットしています。

細いのでノコギリで簡単に切れました。
もしかして失敗に終わるかもしれませんが、このまま放置していてもヒョロヒョロのままですから。
新枝が出てきた(5月29日)
そして剪定してから1ヶ月も経たないうちに…
こんなに新枝が伸びてきました!

良かった!
今までの枝とは違い、生き生きしています!
その後の成長(6月27日)
そして現在、このような状況です。

ワサワサ♪
成長時期という事もあり、とにかく成長が早い!
南天の木|まとめ
結局原因は土壌の悪さだったと思います。
基本的な事ですが、南天の木は強いので大丈夫かな~と甘くみてしまっていました。土壌改良してから、南天の木の成長スピードは以前とは比べ物にならないぐらい元気です。
あと、バランス良く保つ為にも、今後はある程度定期的に剪定した方が、脇芽も増えるし伸びすぎる事を抑えられるので良いですね。
これで難が転じてくれる事を願います。


















