節約

ID・パスワード方式でe-Taxを手軽に始める

私は毎年確定申告をしています。

医療費控除があったり、給与収入以外の所得がある為ですが(金額は少ないです)、毎年3月15日が近づくと、慌てて確定申告書を作成していました。いつもギリギリ。

ずっとe-Taxを利用したいと言っていたのですが、今まではe-Taxを利用する為の手続きが面倒で、なかなか利用に踏み切れませんでした。

ですが今年の申告からe-Taxの利用方法として、ID・パスワード方式が導入された事により利用してみる事にしました。

今回はそのID・パスワード方式について書いてみたいと思います。

今までのe-Tax利用方法

 

申告時に必要だったもの

  • マイナンバーカード
  • カードリーダー
  • ID・パスワード

必要なものはたった三つだけなのですが、これがハードルが高かった…。

マイナンバーカード
市区町村に申請する必要があり、交付通知書を受け取るまで1ヶ月程度かかります。さらに交付通知書を自分で役所まで持参し、マイナンバーカードを受け取りに行く必要があります。

 

カードリーダー
別途自分で用意する必要があります。安いもので2,000円弱~3,000円程度

 

ID・パスワード
自分のパソコンを使い、e-Taxの開始届出書を提出する事で、ID・パスワードを受領する事が出来ます。

 

マイナンバーカードを作るのに1ヶ月もかかるのが億劫…。

確定申告で少しでも節税したいのに、リーダーの為にお金をかけるのはちょっと…。

そんな気持ちがあり、ついe-Taxの利用に踏み切れませんでした。

 




平成31年1月以降のe-Tax利用方法

そんな面倒だったe-Taxの利用ですが、31年1月以降は手続きが以下の二つから選択可能になり、簡略化されました。

①マイナンバーカード方式

申告時に必要なもの

  • マイナンバーカード
  • カードーリーダー

今まで通りマイナンバーカードとリーダーが必要なものの、この二つが揃っている場合には、ID・パスワードが不要になりました。

その為、e-taxの開始届出書の提出を省略する事が出来ます。

 

②ID・パスワード方式

申告時に必要なもの

  • ID・パスワード

今回のe-Taxの簡便化により大きな変更はこのID・パスワード方式です。

マイナンバーカード不要。
カードーリーダー不要。

これによりぐっとe-Tax利用のハードルが下がりました。

お金も手間もかからなくなった!

今から初めてe-Taxを利用するなら断然この方法が楽です。

 

ID・パスワード方式の事前準備

とても便利になったID・パスワード方式ですが、事前準備として一度本人が税務署に出向く必要があります。

税務署での流れ

  1. 住所や名前を記入
  2. 職員と対面で本人確認
  3. 開始届出書を提出
  4. ID・パスワードの受領

 




実際に税務署へ行ってきた

ID・パスワード方式を利用する為、早速税務署に行ってきました。

2月下旬という事もあり、税務署は申告に来た人で込み合っていました。

もっと早く行っておけば良かった…

でも申告書の作成エリアとは別に、ID・パスワード方式の申請場所が設けられてた為、そちらはそれ程込み合っておらず、着いてすぐに手続きを始める事が出来ました。

①住所や名前を記入

まず最初に、住所や名前を記入する用紙を渡されますので記入します。

②本人確認

職員に身分証明書を渡し確認します。(免許証などでOK)

③開始届出書を提出

その場にパソコンが設置されているので、必要項目を入力していきます。
入力の必須項目は、名前、住所、職種、暗証番号などです。

その他にも、電話番号、メールアドレス、秘密の質問などの入力項目がありましたが、必須ではありませんので省略しても大丈夫。

横に職員が付いてくれるので分からない箇所は質問出来るので安心です。

指示通り画面を進めていくと、最後に確認画面が出てきますので、確認後に送信ボタンをクリックします。

④ID・パスワードを受領する

送信した後、印刷ボタンをクリックすると設置されているプリンターからID・パスワードが表示された用紙が印刷されます。
職員からその用紙と、その他の説明書類を受け取って終了です。

手続き時間は10~15分程度。あっという間でした。

 

ID・パスワード方式の注意点

利用は確定申告書等作成コーナーに限る

ID・パスワード方式は、国税庁の確定申告書等作成コーナーを利用して申告する場合に限り利用出来ます。

確定申告書等作成コーナー

その為、市販の会計ソフトなどと連動してe-Taxを利用する場合は、マイナンバーカード方式のみの利用となるので注意が必要です。

メッセージボックスの閲覧ができない

ID・パスワード方式ではメッセージボックスを閲覧する事が出来ません
メッセージボックスには、申告書が送信済であるか、エラーがないか、お知らせなどの確認が出来ますが、それらが出来ないのがデメリットです。

暫定措置

このID・パスワード方式は、マイナンバーカード方式が定着するまでの暫定措置です。マイナンバーカード方式が多くの方に利用されるまでの措置、という事を理解した上で利用するようにしましょう。

 




e-TaxのID・パスワード方式|まとめ

今までは面倒さが気になり、あまりメリットが感じられなかったe-Taxですが、マイナンバーカードとカードーリーダーが不要という選択肢が出来た事により、かなり利用し易くなりました。

ID・パスワード方式でも税務署に行く必要がありますが、マイナンバーカードの取得には1ヶ月かかるのに対し、税務署ではたった15分程度で簡単に終わります

そして無料で始められるのがメリット。

ただこの方式はマイナンバーカード方式が定着するまでの暫定措置ですので、それまで利用出来ればいいという割り切りが必要。とりあえずe-Taxを利用してみるという取っ掛かりにいいのかな……という印象です。

まずは無料手軽にe-Taxの便利さを実感しよう!

暫定措置と決まっているなら、最初からマイナンバーカード方式がいいと言う方もいますが、徐々に慣れていく、手軽さ、という意味からもID・パスワード方式は利用する価値があると思います。

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