犬と一緒に暮らすうえで注意しなくてはいけないのが、フローリングです。
犬が幼い頃から滑らない床対策をするのがベストですが、老犬になってくるとさらに注意が必要です。
それが元でヘルニアや関節の病気を発症しかねません。
愛犬も最近腰が悪くて心配…
今回はペットの為のフローリング対策を考えてみました。
ペット向けカーペットの種類
①タイルカーペット
まず、リビング全体に敷き詰めて洗えると聞いて思い付くのはタイルカーペットではないでしょうか?
インテリア的にこれなども素敵です↓
●メリット
- お洒落で部屋がすっきり見える
- 汚れた箇所だけ外して洗える
- 選ぶ素材によっては裸足でも肌触りが良い
- 簡単にカット可能
●デメリット
- 価格が高め
- 重い
- 全体を洗おうとすると大がかり
- 裏材が床に影響する場合がある
とても便利で設置しやすいタイルカーペット。
滑り止め対策としては多くの方が使っていますね。
タイルカーペットを敷く場合の注意点
実は私も以前、タイルカーペットを敷いていた時期がありました。敷いていた期間は5~6年だったでしょうか。枚数にすると80枚前後敷いていたと思います。
ほとんど洗う事はなく敷きっ放しでした。
汚れた箇所は時々外して洗っていましたが、その80枚全てをまとめて洗う事は出来ませんでした。
重くて干す場所もないので無理…
そして数年後、全体を初めて外してみたのですが、タイルカーペットの裏面のゴム素材が、床にベッタリ付着していました。
あれはショックでした…
タイルカーペットの種類によるかもしれませんが、どうしても敷きっ放しになりがちなタイルカーペットは注意が必要です。
半年~1年に1回は全体を外して掃除するのがオススメ。
②ジョイントマット
子供やペット向けのマットと言えば、ジョイントマットを使用している方も多いでしょう。
100均でもジョイントマットはよく見かけますが、タイルカーペットにしてもジョイントマットにしても、出来るだけ大判なものがいいです。
後々手入れが楽なので。
●メリット
- 安い
- 衝撃の吸収性に優れる
- 水分を吸収せず拭くだけでOK
- 汚れた箇所だけ洗える
- 簡単にカット可能
●デメリット
- 見た目が安っぽい
- 耐久性が無い
- マットの隙間、裏にゴミが溜まる
- 全体を洗おうとすると干す場所に困る
ジョイントマットは手軽さが魅力ですが、メインの部屋全体に敷くには見た目や耐久性がいまいち。
ですが、子供が小さい時だけ、ペットのトイレトレーニングの時期だけ、といった限定された期間だけ使用するなら最もコスパが良くておススメです。
又、価格が安いので気軽に買い換えが出来るので、その場合は常に新しく衛生的に保つ事も出来ます。
③コルクマット
ジョイントマットと同じような位置づけなのがコルクマット。見た目はこちらの方がスッキリしています。
●メリット
- 安い
- 衝撃の吸収性に優れる
- 水分を吸収せず拭くだけでOK
- 簡単にカット可能
●デメリット
- 見た目が安っぽい
- 耐久性が無い
- マットの隙間、裏にゴミが溜まる
- 洗うと劣化しやすい
コルクマットは基本的に頻繁に洗えるものではないでしょう。すぐに劣化してしまいます。そういう意味でもジョイントマット同様、期間限定での使用向きと言えます。
ですが低コストでありながら、ジョイントマットよりもお洒落に見えますし、その衝撃の吸収性はとても優れています。
④洗えるラグ
上記の3種類のようにタイル型になっているものではなく、滑り止めのあるラグを敷くという選択肢もあります。
●メリット
- 耐久性がある
- 隙間や裏にゴミが溜まりづらい
- 洗っても劣化しづらい
- 部分洗いでなく全体を洗濯出来る
●デメリット
- 継ぎ目が重なり見た目が悪い
タイル型の場合は「部分洗い」が基本です。何十枚も床に敷き詰めるので、全体を洗うのは難しいです。
そこで、2~3畳程度の洗えるラグを数枚敷く事で、「全体洗い」をする事が出来ます。
手入れのし易さではこの方法が一番。
私が選んだフローリング対策
私は検討した結果、今回は「大き目の洗えるラグを必要枚数敷き詰める」方法を選びました。
- 洗濯可能
- 滑り止めあり
- 毛足が短くハウスダストが溜まりづらい
- 1枚がギリギリ洗濯機で洗えるサイズ
- タイルやジョイント式のように小分けされていない為、隙間から埃が入る事がなく、部屋全体に敷く、上げるという作業も簡単
200×300を2枚、200×250を2枚購入し、並べて部屋全体に敷いています。

妥協した点は、やはりラグはタイルカーペットのように継ぎ目がピッタリとはいかないところ。少し重ねて敷く事になります。
それでもラグを選んだのは今までの経験上、
手入れのしやすさ!簡単に洗える!
という点が大きいです。
頻繁に洗えるから衛生的。
干す時も竿に簡単に干せるのですごく楽です。
犬のフローリング対策|まとめ
以上のように犬の為の床対策は色々あります。
生活スタイルに合わせてどれを選択するのかよく考えて下さいね。
それぞれにメリット、デメリットがあり、敷くスペースの広さや、どれぐらいの頻度でお手入れ出来るのかを考え、自分に適した方法を選ぶのが良いでしょう。
フローリングの生活が一番楽で理想的ですが、ペットとの暮らしには不向きです。
愛犬の負担を減らしつつ、自分も無理なく手入れ出来そうな床対策をして、長くペットライフを楽しみましょうね。




















